ラッシュ時の「普通列車グリーン車」締切区間

はじめに

グリーン車については、着席せずデッキでの立ち乗りでも通常はグリーン券が必要であり、通り抜けはグレーな扱いとなっている。本来は通り抜けなど一時的な立ち入りでもグリーン券が必要でだが、乗降時間の短縮や発車間際の駆け込み乗車を防止するために「車内は通り抜けできますのでお近くのドアから乗車ください」といった放送が、新幹線などではしばしば流れる。つまり、鉄道会社としてはグリーン車の通り抜けを禁止したいが、列車遅延や安全確保の観点から黙認しているという実態がある。

一方で、首都圏の普通列車グリーン車にはラッシュ時間帯はグリーン車の貫通扉を締切とすることで、通り抜けが出来ない区間がある。区間は車内に明記されているが、JR東日本のホームページなどには明記されていない。これは、おそらくHPに明記すると当該区間以外のグーリン車の通り抜けを公式に認めたことになるためと考えられる。

車内に掲示されているにも関わらず、インターネット上でその情報が網羅されているサイトが存在しないため、本記事では首都圏全路線の平日ラッシュ時間帯における普通列車グリーン車の締切区間をまとめる。